前回は塗装作業の計画立案について述べましたが、たとえどんなに小さな作業（例えば犬小屋の塗装や物置のドア1枚とか）だとしても塗装作業というものは廻りからは嫌がられる行為の一つでもありますので（臭いや塗料での汚れや塗料の飛散など）「いついつやるよ」と、伝えるこでまわりは塗装作業をすることを認識して臭いが嫌ならば当日はそばによらないとか飛散の恐れがあるのなら洗濯はしないとか、対処してもらうためにも計画に基づく告知が大事になります。また高所やある意味一人になるような場所での作業の場合、作業中に何かあった場合でもまわりがすぐに対応してくれるという安全対策にもなります。以前あるご家庭のご主人が煙突の補修をしていた際、炎天下で作業していたため日射病で屋根の上で倒れてしまったという事故をお聞きしました。そのときそのご主人は家族の方に自分が煙突の補修作業をすることを告げずに行ったため、家族の方もまったく知らずに夕方になっても姿が見えない段階になって初めて屋根で倒れていたのを発見したそうです。幸い命には別状はなく済みましたが、救急車で運ばれたりと大変だったそうです。もしこれが家族の誰かが知っていて定期的に様子を確認していてくれたならばもっと早く対応できて事態を大きくすることなく済んだと思います。「いつやるよ」「どこを塗るよ」「何時からはじめるよ」こういった塗装の内容（計画）を家族やご近所にあらかじめ報告して作業することが　実は事故を未然に防いだり、大事にならずに対処できたりすることの大切な要素となります。
作業の前には一声かけてからはじめましょう

>>トピックス一覧へ